STAY with ME


BY. トモ  2000.JUNE.





 側に行くとぎゅって抱きしめてくれて、顔を近付けると優しくキスしてくれる。
二人っきりになると途端に甘えんぼになって、私の膝の上で幸せそうに眠ってる。
 私の大好きな村雨君はそういう人。

 最初はとっても恥ずかしくて、顔が真っ赤になった。でも「好きだからこうして 触れていたいし、キスもしたい」って言われると、嬉しくて全身から力が抜けていく。そうすると、もう村雨君にされるがまま。

 体中の力が抜けたのが分かると、村雨君は私の体をもっともっと抱きしめてくれる。優しいキスが、濃厚なキスになっていく。唇だけじゃなくて、耳も、顎のラインも、首筋も…、そして体全部にキスをしてくれる。
 優しく、優しくキスをして、そして体中に手が伸びる。

 恥ずかしいのに抵抗出来なくて、やめて欲しいって思ってる自分と、もっとして 欲しいって思ってる自分がいる。段々、不思議な気持ちになっていく。
 好きな人に触れられるのは気持ちがよくて、心地良い。

 二人っきりになると「先生」って呼ばずに、名前で呼んでくれる。何度も、何度も大好きな声で名前を呼んでくれる。声と、手と、キスで体中が心地良い。
 私も、何度も、何度も名前を呼ぶ。いつもは「村雨君」って呼ぶのに、
こうされている間は口から自然と「祇孔」って名前が零れてる。
 それを聞くと、村雨君は嬉しそうに笑う。その顔が好き、笑顔が好き。

 ずっと、ずっと抱きしめて、こうしていたい。放したくない、大好きな人。

「祇孔、好き。大好き…」

「ああ、分かってる。愛してる…」

 優しい声、優しい貴方。私しか知らない彼の姿。誰にも見せたくない。
大好きな姿。私も、彼の前でだけしか見せない顔をする。誰にも見せられない、秘密の姿。

 どうしてこんなに好きなんだろう、どうしてこんなに愛しいんだろう。

 自然と声が漏れる、祇孔が微笑む、私が赤くなる。いつも通り、いつもの姿。

「かわいいな、本当にかわいい…」

 耳元で囁かれる。心から嬉しくなる。もっと言って、もっと見て。私だけをずっ と見ていて欲しい。大好きな人。

 側に居るだけでいいなんて、見ているだけでいいなんて思えない。だって、もう 一緒に居られる幸せを知ってしまったから、触れる事を知ってしまったから、触れられる喜びを知ってしまったから…。
 ずっと、ずっとこうして触れていたい、抱きしめられたい。

 好き、大好き…。ずっと、ずっと一緒に居て欲しい…。

「祇孔…。大好き…」

 名前を呼ぶとキスをしてくれた…。暖かい唇の感触を、もう放したくない…。


Copyright(c) トモ All rights reserved





トモさんからいただいた村雨×女主ちゃんモノローグです〜
いや〜、ラブラブ! 甘甘です〜(*^o^*) いいですよねえ♪
村雨って、けっこう一途でしかも激しそうだったりして(笑)
一筋縄ではいかなそうでいいですよね。
トモさん、どうもありがとうです〜! 次は御門をお待ちしてますわ(爆)(←厚かましい)




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