花冠の丘<後>








その年、イーリスがシロツメクサの丘に降り立ったとき、リタは誇らし気に彼に宣言した。
「ギルとお友達になったんですよ!」
一年前の約束をリタが覚えていたことに、イーリスは少し驚いた。自分にとって、この地上での一年はさして長いものではない。けれど、リタにとってはそうではなかったはずだ。それでも、自分との約束を一生懸命覚えているリタが可愛かった。イーリスにとっては、どれほど身体が大きくなろうとも、リタは初めて会ったときの幼い少女に思えて。
「お誕生日、おめでとう、リタ。
 なあ、ギルはええ子じゃったろう? ええ友だちになれたじゃろう?」
「ええ! ちゃんと意地悪したことも謝ってくれました。
 やっぱり、イーリスは凄いですね! イーリスの言うことは本当なんですね♪」
無邪気にそう言うリタの言葉にイーリスの胸がふいに痛んだ。何か、間違っている気がした。そのとき、初めて。けれど、それがどういうことなのか、イーリスにはわからなかった。リタは。イーリスにとってはまだ初めて会ったときと同じ幼い子供にしか思えなくて。
それがどういうことか、わからなかったのだ。



「イーリス!」
その年のリタは手に花柄の刺繍の入ったハンカチをもってイーリスに振っていた。
「リタ、お誕生日おめでとう! かわゆいハンカチじゃねえ」
誉めてやると、リタはその広げたハンカチを顔の前にだして、イーリスに問う。
「今朝、誕生日だからってギルがくれたんですよ? どうですか、イーリス」
「おお、かわゆいハンカチじゃねえ〜。良かったのう、ええ友だちじゃねえ、ギルは〜」
にっこり笑ってそう言うイーリスの顔を見上げたリタの表情が、一瞬がっかりしたものに変わる。その理由がわからなくて、イーリスは不思議そうにリタの顔を見返した。だが、すぐにリタはいつもの笑顔になって。
「私、イーリスにだいぶん、追いついたと思いませんか」
隣に並んで立ってそっとイーリスを見上げる。いつの間にか、リタの背はイーリスの肩あたりまで伸びでいて。隣に立っていてさえ、こんなに間近く顔を見ることができるようになっていたんだなあと、イーリスは初めて気がついた。
「そうじゃねえ〜、随分と大きいなったもんやねえ・・・。
 なんしか、僕、まだリタのこと、初めて会ったころの小さい女の子のような気がして・・・・」
感慨深くイーリスがそう言うのを、リタは少し寂しそうな顔をして聞いていた。イーリスにはその理由がわからず。
「リタ? なんぞ、僕、悪いこと言うたかな。
 ごめん、その、リタが大きいなってるのんはわかってたんやよ?
 ただ、改めてそうなんや〜っちゅうて思ったっちゅうか〜・・」
慌ててそう言うが、リタの顔は晴れない。
「・・リタ?」
俯いてしまったリタをイーリスは泣いているのかと、少し戸惑いながらそっと抱きしめ、背中をなでてやる。そうして、ああ、リタもすっかり女の子になったのだなあ、とふと微笑みが口に上る。妹とか、家族とか、その成長が嬉しい気持ちとは、こういうものかもしれないと。そんなふうに感じていて。それが、リタにどれほど残酷なのか思いもよらなかったのだ。



なんとなく気まずい別れ方をしてしまったので、もうリタは誕生日にあの丘で待っていないかもしれないと、その年、イーリスは思っていた。結局、リタの沈んだ表情の理由はイーリスにはわからず。シロツメクサの丘に降りたイーリスはリタの姿を探しながら、その姿が見あたらないのに、ふと寂しさを覚えた。リタと出会ってから、そういえば、もう悪い夢は見ない。そう思ったとき、イーリスは自分がリタにどうして彼女の願いを叶えてやりたいと思ったのかがわかった気がした。あどけないリタの言葉が。救ってくれたから。
でも、イーリスにはわかっている。人と天使はいずれ別れるもの。リタも、いずれ大人になって、天使と会うという夢から醒める。
そのとき、丘の向こうからゆっくりと歩いてくるリタの姿が見えた。
イーリスは大きく手を振る。その姿を認めたのか、リタの歩調が少し早くなった。
「イーリス! お待たせしてすみません」
「なんねえ、ええんよ〜。僕にとってはそねい大して長い時間と違うし」
そう言うとリタがふっと笑った。どことなく、淋しそうにも見えるような笑み。
「どうですか? 私、イーリスに追い付きましたか」
もう、リタはイーリスと同じくらいの年に見えた。同年代の二人が丘で話をしている。そう見えた。かつてのように、幼い子供をイーリスがあやしているようには見えなかった。
「そうじゃねえ、なんしか、リタも大きいなったんじゃねえ〜。
 追い付くどころか、これからは僕は追い抜かれてしまうよなあ」
にこにこと嬉しそうに笑ってイーリスが言うのに、リタは溜息をつかんばかりに恨めし気にイーリスを見上げる。
「・・・やっぱり、イーリスはそのままで、私だけがずっと成長していくんですか。
 イーリスが今のままなのに、私だけ、いつか老いてしまうのですか?」
イーリスは今、気が付いたかのように黙ってリタを見つめた。それは、確かに真実で。けれど、リタもいずれは恋をして結婚をして、天使との夢よりも現実の生活が大切になるときがくる。しかし、そんな言葉が今のリタには、何の意味もないことは確かで。
「なんだか、寂しいですね、そんなの」
リタが呟くのにイーリスは慰めるように答えた。
「でも、でも、リタ。変わっていくのは悪いことだけやないと思うよ?
 僕は、リタが大きくなっていくのを見るのん、嬉しかったし。
 これからもリタが大人になって、子供を産んで、孫に囲まれて、幸せに暮らすって思うと嬉しい。」
もう会うことがなくなったとしても。リタがこの丘に来ることがなくなったとしても。幸せを祈っている。それだけは変わらない。
けれど。リタはそんなイーリスの言葉に少し寂しそうに笑った。
「イーリスって。・・・・優しいんですね」



その次の年。
いつものシロツメクサの丘にリタは現れなかった。
リタにも、自分より一緒に時間を過ごしたいと思える人ができたんだろうか。
そう思うと、少し淋しいような、けれどもリタの成長が嬉しいような、不思議な気持ちになった。



もう、来ることもないかと思いつつも、その次の年もイーリスはその丘に降り立った。
「リタ・・・?」
昨年は姿を見せなかったリタがその日は丘に立ち、イーリスを待っていた。
「イーリス、お久しぶりです。」
リタはもうすっかり大人だった。さほど年が違うようには見えないが、確実にイーリスよりも大人に見える。娘らしく伸ばした栗色の髪を、一つにまとめてアップにし、紺色のワンピースに白いエプロンドレスをまとった姿は、落ち着いた雰囲気を漂わせていた。どこにも、もうかつての幼さは感じられなくて。
「また、来てくれたんじゃねえ。すっかり見違えてしもうたよ〜。
 僕の方がもう、年下に見えてしまうねえ」
それでもイーリスの中のリタは幼い少女の頃の印象が強くて。
「それでも、やっぱり、イーリスにとっては私は幼い子供のままですか?」
図星をさされてイーリスは黙り込んだ。
「いいんです。わかっていましたから。」
ふっとリタが微笑む。
「ねえ、イーリス。私、結婚を申し込まれたんですよ?」
「ほんまに? おめでとう! そうか〜。そうやなあ、リタももう、大人やねえ。」
しみじみとイーリスはそう言い。そうして、潮時なのだなと感じる。
「ほいだらもう、誕生日は僕と違う人が祝うてくれるね。」
そうしてリタの栗色の髪に手を伸ばす。けれど、リタはそんなイーリスを見上げて言った。
「イーリス・・・もう、来てくれないんですか?」
「・・・リタ」
大丈夫。そんな記憶もすべてなくなるのだから。
「イーリス。お願いをしてもいいですか?」
唐突にリタがそう言ってイーリスを見上げる。
「私の思い出はそのままにしてください・・・。私は、誰にもイーリスのことは話しませんから。」
驚いてイーリスはリタの顔を見返す。
「・・・それを今年の誕生日にください。」
イーリスは迷った。迷って、そうして、頷いた。記憶を奪うことの残酷さをイーリスは思っていた。それが誰にとって残酷なのか思いもせずに。
リタは嬉しそうに笑って、イーリスに礼をした。
「ねえ、イーリス、私に結婚を申し込んだのって誰だと思います?
 ギルなんですよ? やっぱり、イーリスの言うことって当たっていましたね。」
イーリスはいじめっこだったというギルのことを思い返す。最初、リタは彼のことを話すのにふくれっつらをしていたっけ。
「イーリス。何年か後、私に子供ができたくらいのころに
 もう一度会いに来てください。私、待っていますから。」



イーリスはリタの言葉を疑わなかった。
そして。地上の時間で数年が過ぎてから。イーリスはシロツメクサの丘に降りた。その風景は変わらず、初めてリタと会ったそのときのまま。そういえば、この地上に降りてこの丘以外の場所に行ったことはいまだ無かった。リタの家はどんなところだろう。今はもう、リタに良く似た子供がいて、陽だまりのように暖かなキッチンで家族のためにスープを作っているのだろう。それはきっと、絵に描かれたように幸せな風景のはずで。そう、それはきっと。
シロツメクサの丘から下っていくと、緩やかな川が流れていた。その川に沿って続く道を歩いていくとその村に行き着いた。村はずれに教会の塔が見えて、あの鐘の音がと懐かしく思い出された。ゆっくり道を歩いて行くと、川辺に水を汲む人の姿が見えた。
「すんません〜」
イーリスが声をかけるとその人が顔を上げる。
「え〜と、ギルの家ってどこか教えてくれんやろか」
「ギルの家? あんた、誰だい」
「僕・・・? 僕、え〜と、隣村から来たんじゃけんど。親戚なんや〜」
「ふ〜ん・・・ギルにそんな親戚いたかしらねえ・・まあ、いいわ。
 この道真っ直ぐいって、3つめの辻を左に曲がって。赤い屋根の家だよ。」
「ありがとう!」
そうして歩いていこうとして、ふと思い直して聞いてみる。
「ギルんとこは、もう、子供って生まれたかな?」
すると、その人は眉根を寄せて怪しげにイーリスを見上げた。
「・・・そんなわけ、ないだろう? ギルはまだ独身だよ。
 結婚したがってた娘が、突然教会に入ってしまってから、まだ諦めきれないんだから」


どういうこと? どういうこと?
教会への道を急ぎながらイーリスは聞いた言葉を考えていた。
リタは、結婚すると言っていたのに? リタは、子供が生まれたころに逢いに来てといっていたのに。
村の外れからも見える教会の鐘楼を目指してイーリスは駈けた。白い教会の扉は閉ざされていて、イーリスはその扉を開けるのを一瞬ためらった。天使というのに。
そのとき、教会の扉が中から開けられて、子供たちが飛び出してきた。イーリスは思わずぶつからぬように子供たちを避ける。
「気をつけてね」
子供たちの後ろからそう声をかけながら現れたのは。
「・・・リタ・・」
リタはイーリスの姿を見ると、一瞬目を見開き、それから笑ってみせた。
「やっと逢いにきてくれたんですね・・・入ってください」
教会の中は、天使というのにイーリスにとってはさして居心地のいいところではない。人々の様々な思いが・・願いが溢れているところだからかもしれない。天に・・天使へ託す望みが心を責め立てるように強く感じられるからかもしれない。
「リタ・・・どうして?」
イーリスは教会の奥のリタの部屋に通されて、それでも多少の居心地の悪さを感じながらもそう尋ねた。リタは・・今ではもうすっかりイーリスよりも大人になったリタは、イーリスを見返して笑った。それはイーリスが見たことのない笑顔で。こんな顔をして笑うような子供ではなかったのに、とイーリスは手を握り締める。
「どうして? ねえ、本当に気がつかなかったのですか? 今も気がつかないのですか?
 私、最初からギルと結婚するつもりなんてなかったんですよ。
 だって。だって、私はイーリス、あなたが好きだったのですから」
イーリスはそう告げるリタの唇が動くのを見ていた。今、リタはなんと言ったっけ? 
「リタ・・・けんど、けんど僕は・・・」
「そうですね、あなたは天使で私は人間で、生きている時間さえ違いますもの。
 でも、私は一年一年、あなたが来ることを待ちわびていました。
それが、恋だと気付かないままに、子供のころからずっと。
気付いたときにはもう、遅かったんです、忘れるには遅かった。
だから、いつも言い聞かせてきたんです。もしかしたら、いつかは。
私は天使に選ばれた人間なのだから。天使に愛された人間なのだから。
私にだけには会ってくれるのだから。私は特別な人間なのだから。
ねえ、ずっとそう思いつづけていたんです。
いつかは、あなたと同じ場所へいけるのかもしれない。
連れていってもらえるのかもしれない。
 バカでしたわね、本当に、子供でした。あなたにとって私は、そんなものではなかったというのに」
イーリスは首を横に振る。違う、リタの幸せを願っていたのは本当で。リタに何かを与えてあげたくて。願いをかなえてあげたくて。
「イーリスは優しくて、でも、あなたの優しさは残酷でした。
 あなたは、私が幸せになればいい、と言う。
 幸せに結婚をして、子供を育てて、生きていってくれるのが楽しみだという。
 でも、あなたが思い描く私の幸せは、私の欲しい幸せではありませんでした。
 ねえ、そんなこと、考えたことありました?」
その言葉はイーリスの胸に刺さった。リタの幸せを願っていた。でも、それは。自分が欲しかったものをリタに押し付けていただけなのだろうか。
「でも・・でも、そしたら、なんで?
 なんで僕にギルと結婚するなんて言うたん?
 なんで、子供ができたころにもう一度逢いに来てなんて・・・」
「だって、イーリス、あなた今、どんな気持ちですか?
 あなたは優しいから、きっと後悔してるでしょう? ねえ、どんな気持ちです?
 私が、ずっとあなたを思いつづけてきたと知って、自分が許せないでしょう?
 そして、私のことを忘れられないでしょう?
 私が、年を取って死んでも。あなたがもう二度とここへ来なくなったとしても
 もう、私を忘れられないでしょう? 自分が傷つけた女のこと、忘れられないでしょう?」
これは、復讐なんです。優しくて残酷なあなたに。あのとき告げるよりも、ずっと。ずっと効果的でしょう? 天使のあなたにとってはこの数年は早いものだったかもしれないけれど、あなたはわかりますよね、私にとってはどれほど長いものだったか。
「リタ・・・」
イーリスはリタに向かって手を伸ばした。もう、遅いかもしれないけれど。でも、今ならまだ。まだ、リタはやり直せるはずで。自分の存在をリタの中から消してしまえば、リタももう苦しむこともなくて。本当はもっと早くそうするべきだったのだ。
その伸ばされた手を避けることもせず。リタはイーリスに向かって言う。
「私の、記憶を消すのですか?
 私の記憶は残しておいてくれるって、そう言いましたよね、イーリス。  天使は嘘をつかないのでしょう?
 人間は嘘をつくけれど、天使は嘘をつかない。そうではないのですか?」
このうえ、私から記憶まで奪うのですか? そうリタは言うようで。イーリスは一瞬伸ばした手を止める。しかし、逆にリタの手がイーリスに伸びてきて、その手を取る。
「いいですよ。あなたが望むなら、私の中から、イーリス、あなたのことを消してしまっても。」
リタの言葉にイーリスは黙って彼女を見つめる。
「でも、そのかわり。一度でいいから、私を愛してください。天使としてではなく。
 幼い子供のリタを見るのではなく。
 私は神に自分をささげるために教会に入ったんじゃありませんもの。
 イーリス、あなたを待つためにここに来たのですから」
そう言って笑ったリタを、イーリスは何も言えずにただ黙って見つめていた。そう言って笑うリタは、確かにもうあの日出会った幼い少女ではなく。胸に込み上げる苦いものをイーリスはふいに感じた。リタの笑顔が見れなかった。その半円形に笑みをかたどる唇が禍々しく思えて。けれど。あの日のあどけない少女を殺してしまったのは、他ならない自分自身なのだ。



シロツメクサの丘にイーリスは立っていた。
どこで間違ったのだろう。何を間違ったのだろう。きっと、最初から。最初から間違っていたのだ。
リタに、与えているつもりだった。けれど自分はリタから多くのものを奪っただけだった。
じっと手を見つめる。この手は奪うことしか知らない手。救いたいものはいつも手をすり抜けていく。
リタ。
イーリスは目を閉じる。苦くて。苦くて。苦くて。
握り締めた拳が震える。
これは罰。これは。リタに与えているつもりだった。けれど、本当はリタによって自分が救われたかったのだ。自分の痛みを、自分が奪ったものを、リタが幸せになることで埋め合わせることができるつもりでいたのだ。リタが幸せになってくれれば。
これは、罰。痛みも苦さも自分の中で癒していくべきものだったのだ。ともに生きていくつもりなどなかったのだから。
リタ。
ごめん。けど、僕は、君の思い通り、きっと君を忘れへんから。
自分が多くを奪ってしまった人のことを。傷つけてしまった人のことを。
「・・・お兄ちゃん?」
あどけない声がして握り締めたイーリスの手をそっと誰かが取った。驚いて振り向くと、花冠をかぶった幼い少女がイーリスの手をとって、心配そうな顔をして見上げていた。
「どうしたの? お手手から血が出てるよ? だいじょうぶ?
 ・・・・痛いの? だって・・・泣いてるよ?」
イーリスは言われてごしごしと、目を腕で擦った。そうして、にっこりと少女に向かって笑ってみせる。
「だいじょうぶ、痛うなんかないよ?」
だって。天使は地上では傷つかない生き物なのだから。だって。そう、傷ついたのは自分じゃなくて。自分は傷つけた者で。だから、自分が痛いのは。痛いのは間違いで。痛いのも苦いのも、そんなふうに感じる資格なんてない。ないのだ。
「本当に?」
それでもなお、心配そうに言う幼い子供の頭をイーリスはそっと撫でる。
「・・・うん、大丈夫。ありがとう、優しいなあ」
ふわりと翼を広げてイーリスは空へ舞い上がった。
少女はもう、座り込んで次の花冠を作り始めている。もう、彼女はさっき丘でみたお兄ちゃんのことを覚えてなどいない。
・・・天使さまも、怖い夢を見るの?
見ない。夢なんか見ない。もう、夢なんか見ないから。
だから、心配しないで、大丈夫だから。
もう、誰かに救ってほしいなんて思わないから。だから、心配しないで。



END




ということで、白宮さんリクエストの痛い話でした。
でも、なんだか思ったよりも痛くなかったような気がする。
っていうか、イーリス、自業自得って感じ?
でも、今回の話は人間と天使の時間の違いで生じる痛い事件と
女の怖さと後味の悪い話っていうのがテーマだったり。(嫌すぎ)
さて。

1 有無を言わさずリタの記憶を消した
2 リタの条件を呑んで記憶を消した
3 リタの条件を拒否してそのままにして逃げた

のうち、少年イーリスがとった行動はどれでしょう。
リタが本当に望んでいたのはどれでしょう。
そして、もし、皆さんがイーリスだったら、どれを選びますか?
リタならどれを望みますか?
なんとなく、聞いてみたかったりして(笑)
私が言えるのは、少年イーリスはきっと最後の最後も間違っただろうということですね(酷)
リタが本当に望んだ選択肢を彼は選ばなかっただろうと思います(^^;;)
そして、今の青年イーリスだったら、少年と違う選択肢を選ぶことでしょう。
しかし、イーリス、よく女嫌いにならないよね・・・(苦笑)っていうか私って酷い親ですか。




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