さくらさくら。<2>


BY. ただすけ   2000.AUGUST.





「あ――ったまくるな、人のことをおもちゃかなんかのように扱って!」
 その頃夜麻は御門邸の長い廊下をだすだすと音を立てて歩いていた。
中庭に面したその廊下は歩くごとに美しく整えた庭の景色を展開させ、この家の品位の高さと広さを容易に想像させた。
「…広い家だなあ…」
 さっきからずいぶん歩いているのにちっとも玄関に辿りつかない。
「あれ、この石さっき見たような」
 そう、いい加減行きに要した距離と時間に彼女は気がつかないといけません。少なくとも今ので3倍の距離は歩いているはずなのだから。
「あれ?」
 長い廊下に夜麻はぽつねんと一人立ちつくした。振りかえってみると廊下の端が一点透視図法の消失点の如く小さ〜〜い点になっている。
(おかしい…)
 いや、だからおかしいって。
感情が落ち着くと急にあたりの事に意識がまわりだす。
敷地面積を物理的に無視した廊下、ループする景色…………そして真冬に舞い散る薄桃色の花弁。
ふいに夜麻は浜離宮のことを思い出した。
「ま、まさか…」
 もともとアレは御門の術で施されたもの。だったら御門邸にも同じようなものがある可能性はいったい誰が否定できようか?
 夜麻はふらふらと廊下の柱に背をつき、力なくもたれかかった。
『私の傍から離れませぬように』
 浜離宮の時は芙蓉に先導してもらった。この家に来た時はたいてい案内の人が目的の部屋の方向を教えてくれた。
…それはつまり、そういうことだったのだ。
「なんてことよ…個人のお宅で迷うなんて〜〜」
 柱につけた背がずるずると滑った。いったい今は何時なんだろう。
早く帰らないと夜もふけちゃうし、晩の買い物だってできるかどうかわからなくなる。
 夜麻は愛用の携帯電話をスカートのポケットから取り出した。少なくともこれで時間だけはわかるし、電話で助けを呼ぶこともできる。
「でも、助けって…誰に?」
 ふっ、と思わず苦笑した。御門くんに?ほかの誰かに?誰であろうと同じこと。大口叩いて出てきたわりには情けないことになっちゃって、また新たな話草伝説のひとつになってしまうのよ。
「嫌〜!そんなのヤダ――!!」
 私にだって人並みにプライドってものがあるのよ、絶対に屈しちゃいけない事だってこの世にはあるのよ。

 ひらり、ひらりと花弁が降る。
 真冬の空に雪のように。夢のように。

「………」
 その花を見上げ、夜麻はふ――…っとひとつ息をついた。その息は白く曇って霧散していく。
わかってる、意地なんて張ってる場合じゃない。浜離宮の時とは違って、寒さはちゃんとここに実在してるのだから。
寒さに頭を冷やされ、自分の言動全てがバカバカしく思えてくる。
「えーっと」
 観念して二つ折りの携帯を使用するために開く。が。

『圏外』

「―――――」
 どこなのよ―――!ここは――!!東京都心じゃないの?ねえ!? あな恐ろしや結界の力。希望は彼女のしおらしい気持ちと共に冷たい北風になぎ倒されていった。
「はあ…もういいわ…。多分、どうにかなるでしょ」
 ふてくされ気味に鞄を投げ出すと夜麻は本格的に廊下に腰を下ろした。ここでこうしてるのも悪くない。
どこから来るのかわからない花弁を見上げて頬づえをつく。

「初めてここに来たのはいつだったかなあ…」

 そう、あの時もヘンなメールが届いたんだっけ。たしか夜遅くの事だったな。
『実は村雨の奴が夜な夜なライターと英和辞典であんなことを』
なんてめちゃめちゃ気になる文面を送ってきて、肝心なところを送ってこなかったんだ。
 続きが気になって気になって…その日の夜は眠れなくて…遅刻してマリア先生に怒られて。帰りに慌ててここに聞きに行ったのよね。なのに
「ああ、途中ですっかりなんだったか忘れてしまいましてね」
ときたもんだ。ずいぶん頭にきたものだったわね。
「だったらせめてそう言ってよ!私、ずーっとずーっと一晩中待ってたのよ?
なにかあったんじゃないか、とかいろいろと思ったのよ!?」
 そう言ってどなる私を、ただただ満足そうにあの人は見つめていた。
…それを皮切りに、忘れた頃に手を変え品を変え彼は私にちょっかいをかけてくるようになったんだったな。


「なに、この関係?」
 はん、と自嘲気味にため息が出る。怒って駆け込んで、怒って帰って、毎回それの繰り返し。
「いい加減学習能力つけないといけないのかなあ…」
 でもな…単に私の短気が問題なだけなのかもしれないし…。もっと大人な意識を持てばすむ話なのかも…。
「…無理よね〜」
 自分にできることとできないことなんて、当の本人が一番よくわかっている。
『じゃあ、ここに来なければいいんじゃないの?』
 それもよくわかってる。そんなに腹が立つのなら、今後一切関わりを断ってしまえばすむ話。
それはとてもカンタンなコト。なんで私は、それをやらないの?
「――――寒い。」
 頬づえをついて上を見上げたまま、夜麻は大きく白い息を吐いた。 まったくもって寒い。体が寒いと考えることまで寒くなる。
「寒い寒い寒いねーん!東京の冬は寒いのよ――――っ!」
 モヤモヤした気持ちの持っていき場がないため、やむなく東京の冬空にキレてみる。
自他共に認めるところだろう。そう、私という人間はバカなのだ。
自分でなにやってるのかわからないし、自分がなに考えてるのかもわからない大バカ者。
(なんだかんだ言って…ひょっとして私、いじめられるのが好きなの!?い、いやそんなまさか!?)
 ますます寒くなっていく思考に身震いがした。そんなシュミは…たぶんないはず。
「あああダメダメ、よけい寒くなってきた!」
 頭を抱え込んで激しくぶんぶんと左右に振る。
「―――そんなに寒いならそんな所に座ってなければいいでしょう」

 ひらり。

 私は寒さで頭がおかしくなってるのかもしれない。
ゆっくりと声のほうに振り返ると、そこには冬の花弁と同じくらい稀有な存在が立っているように見えた。
「…どうして、ここに?」
「ここは私の邸です。それを聞きたいのは私のほうですよ」
 扇片手に尊大にそう言う御門に思わず力のない笑いが出た。
この人が、今のこの状況をわかっていないはずがない。靴だって残ってるし、ここがどんな場所か誰よりも一番詳しいはずだもの。
「もうとうにお帰りになられたかと思っていました。そんなに庭に興味があるとは知りませんでしたよ?」
 涼しい顔をして自分を見下ろす青年を仰ぎ見、夜麻ははっきりと確信した。
『ああ、この人は、わざわざここに嫌味を言いにやって来たんだ』、と。
「ねえ、御門くん」
 でもさっきのように怒るわけではない。
「…この花どこから散ってるの?桜?」
 我ながらどうしてこんなに落ち着いているのか不思議に思う。
『よかった!助かったわ〜!!』とか、『ああん!?弱ってる人間に追い討ちかけに来たの?(ここでがっ!と襟首をつかむ)』とか、もっとこの場で言うべきことはあるはずなんだけどな。
 そんな夜麻に御門はため息混じりにに近づくと、問答無用で強烈な扇アタックを一発くらわせた。
「なにを言ってるんですか。今のこの状況がわかっていないなら、私は貴方に対する認識を根底から改めなければならなくなりますよ?」
「いっ、痛った―――い!愉快犯のうえに暴君だなんて男の風下だわっ!」
 額を両手でさすりながら目の前の御門に突っかかった。
「…まったく…完全に私になにやったかとか忘れてるよね…。せっかく人が水に流そうとしてるんだからありがたく思っとけってのよ…」
「夜麻さん、陰口は陰で仰ったらどうですか」
 首だけ後ろにひねってぶつぶつ言う夜麻に無表情につっこむ。
「―――この花は結界による時間軸のひずみから生じていて、実際にここにあるわけではないのですよ。
なんですか、貴方は桜がお好きなのですか?」
 御門はそう言うと横に並んで同じように花弁を見仰いだ。
「ううん、別に」
「…先程から貴方の発言には根拠と関連性がなにもありませんね」
 いいじゃないの、私は理論派じゃないんだから思ったままにしか言えないわ。
「ちょっとね、この風景で思い出したことがあったのよ」
「桜で?」
「うん」

 今よりももっと、ずっとずっと昔の思い出。キレイで、せつなくて、些細な記憶。

「なんだったは忘れちゃったけど…悔しいことかなにかがあって、泣きながら街中を歩いてたのね」
 これでも以前は人並みに繊細だったり涙腺が普通に機能してたりしたんだよ。
「でも私に気付く人なんて誰もいなくてね…。かまって欲しかったわけじゃないけど、なんで?って思って顔をあげたら」
 夜麻はここにあるはずのない花を受け止めようとするかのように手を伸ばした。
「桜吹雪で空がけむって…それはそれはキレイだったの。
みんなこれを見上げていたから、地べたにいる私のことなんて眼中には入らなかったんでしょうね」
「…――それで?夜麻さんはどう思われたんですか」
「どうも思わなかった。ただ、キレイだなあ…って、それだけ思った」
 上を向いたら涙も引っ込んだ。単純で強い感動に、今まで抱えていた負の感情なんて心のどっかに追いやられた。
「その時わかったの」
 ようやく廊下から腰をあげると御門を見上げていたずらっぽく笑う。
「私の怒りとか悔しさか涙とか…そんなもの、花でも見てれば忘れちゃう些細なモノなんだな、って」
 冷たい風が2人の間に一陣吹き抜けた。幻の花弁が現世の風に吹かれ、暗くなった空に白く舞う。
「…そうやって、貴方は忘れてきたんですね。過去や、怒りや、人から自分にされたことを。
道理でなにをされても動じないと思いました…お気楽でよろしいですね」
「いいじゃない。人間時には力いっぱい忘れたり、自分にウソつかなきゃ生きていけないもんなのよ。
なんていうの?『幸せになるための嘘』ってやつ?」
 夜麻は器とか宿星とか崇高な宿命を背負っているわりには平気で卑怯くさいことを口にする。
でもだからこそ、そこには見栄も虚飾もなにもない。
「こんな私でなきゃ、何度も何度も性懲りもなくここに来たりするもんですか。
あのね、私・だ・か・ら!いつまでも怒ってたりしないんだからね。他の人なら気をつけないと…!」
「じゃあなんですか?夜麻さんにとっては今回のこと、いえ今までのことも全て『些細なこと』、だったわけですか?」
 指を立てて夜麻は御門に注意を促したが、天下の晴明様が素直に聞き届けるわけもなく、さらりと聞き流すと質問返しで相手の言葉を打ち消した。
「まったく…!――まあ、そういうことになるのか…」
 ばしり。
「った――――――!!!またぶった!?」
 本日2度目の扇アタックが先程と同じ場所に再びヒットした。
「つまらない人ですね。そんな風になにも考えていらっしゃらないから今回のようなことになってるんです」
 あきれた、というか脱力したような様子で御門は廊下をスタスタと歩きだした。
「ちょっと、待ってよ!今回のことって…今回のこと?」
 あわてて鞄を拾うと夜麻も後に続いて早足で廊下を歩き出した。冗談じゃない、ここでまた1人にされたら今度こそここで遭難してしまう。
「それもありますが…アレもです」
「アレ?」
 扇の指し示す方を目線で追い、首をひねった。
「――――――桜?」
 外を指してはいるが、それは庭に向いているでもなく紫に染まった空に向かって向いている。
「今回は桜にまつわるお話などもお聞かせ頂けましたが……お気づきにならなかったのですか?」
 さっぱりわからない。夜麻自身には『おかしい』という差異がわからずただ首をひねるしかできなかった。
そんな彼女に体を再び向けると、御門は今更すごくイヤな事をはっきりと通達した。
「あれは桜ではありません。桃の花弁です」
 ぴしっ、と感覚神経に亀裂が走った。
そして…ゆっくりと視線を御門に戻すとやや震える手で外を指さした。
「…も…、もも…………?」
「そうです。よく見ればわかるでしょう」
 そういえば…そう言われて見れば、確かに色が濃いような大きさが違うような……―――
「いや―――――!!恥ずかし―――!なんかちょっといい話までしちゃったのに、私っ!!」
 鞄を取り落として顔を両手で覆うと、夜麻は顔を機用に赤やら青やらにくるくると変化させた。確かにこれはかなりのレベルで恥ずかしい。さすがの彼女でもおいそれと忘れられるかどうか。笑
「ななな、なんでもっと早く教えてくれなかったのよ!?それか今になって言うくらいなら最後まで黙っとくべきだわ!!」
 夜麻は両拳をぶんぶんと振って抗議したが、相手は調子を取り戻したのか涼しい顔で扇を口元に寄せた。
「おや、責任転嫁ですか?見苦しいですね。夜麻さんが桜に思い入れがあるご様子だったので無粋な訂正は控えただけでしょう」
「――――!〜〜〜〜!!」
 もはやなんと言えようか。元々理論を司る左脳と会話のボキャブラリーは彼女のほうが全然劣ってるいので同じ土俵で戦えるわけもない。
「いつまでもこのような所にはいられませんよ、私はお先に失礼させていただきます。憤りを感じられるのならば、もう一度『桜』を御覧になってみればいかがですか?」
「――――――――」
 歩き去ろうとしていく御門の背を睨みながらぎりぎりと歯噛みした。腹がたつ、腹がたつったら腹がたつ!!
「嘘つき」
 御門の歩がぴたりと止まった。
「御門くんの嘘つき。なんで私にいつも嘘ばっかり言うのよ」
 ゆっくり振り返る御門に、夜麻は両手両足を踏ん張って上目遣いで睨みながら対峙した。
「どうして、わざわざ探しにまで来てくれたくせにそういうふうに言うの」
 かすかに御門の眉が動く。…いや、ひょっとして見間違いなのかもしれないけれど。
「…ずいぶんと都合のいい解釈をなさっているようですね。貴方は本気でそうだと思ってらっしゃるのですか?」
「さっきも言ったでしょ?私にだってわからないウソとすぐわかるウソがあるんだから」
 …じゃあ、今回のことも本当にわかっているのかちょっとアヤしいです。
やれやれ…とため息をつく御門に夜麻はもう一度同じような言葉を言った。
「御門くんの嘘つき」
 不服そうに怒るこの少女はいったいなにがわかっていて、なにがわかっていないのだろう。
 平気な顔で嘘をつくこの青年はいったいなにを偽りたくて、そしていったいなにを知ってもらいたいと企んでいるのだろう。
「貴方がそう思うならそれで別に構いませんよ。私にだって夜麻さんの言動を制限する権利はありません」
 そう言うと夜麻の方に腕を伸ばす。さっきの事を思い出して思わず身がひけたが、今度はその手が触れてくることはなかった。
「まだここにいるつもりですか?夜風はさらに冷えますよ」
 ……やっぱりなにげに御門という男はイヤな奴だ。これは暗に「アナタの方からつかまりにいらっしゃい」と言っている。誘っている、挑戦されている。
(おちつけ、おちつけ。やっと助かったんじゃないの、とりあえずここは堪えて脱出することを優先すべきだわ)
 考えをまとめながら最後に名残惜しそうに外の花を見上げる。無意識に「冷静になれ」と精神が自己防衛を図っているのかもしれない。 ここに本当にあるわけではないけれど…、桜ではなかったけれど、夜麻にとってキレイなのには全然変わらない。
「どうするのですか?」
 いつまでも横を向いたままボーッとしている夜麻に、御門は少々焦れたように口調にトゲを含ませた。
「……」
 花に視線を止めたまま御門に歩み寄ると、夜麻は差し出された右手を黙ってぎゅっとつかんだ。
寒気に晒されたその手はまるで氷のように冷たい。
「ねえ」
 別に屈してつかまったわけじゃない。ちょっとここで逃がしたくなかっただけ。
「もうちょっとだけ…私と一緒にここにいて」
 振りかえり、怒ったのかと思えばもう穏やかになっている夜麻の黒い目に御門は困ったようにため息をついた。
「本当に……貴方は私の言うことを少しも素直には聞いてくれませんね?」
 それは無理でしょ。彼女の性格と日頃の行いを省みるべきです。


「要するに、どんな花でもいいわけですね」
「そうなのかなあ…あんまりそうだとは思いたくなかったんだけど」
 いったいなにが楽しくて夜麻がいつまでも寒い中花弁を見ているのかはわからない。ひょっとしたら自分には訪れないかもしれない、『春の景色』に思いを馳せているのかもしれない。
「まあ、夜麻さんにとっては桜も桃も…そう変わるものでもないのかもしれませんね」
 ちょっと失礼なことを言う御門に夜麻は眉を寄せた。
「人とて個人情報や肩書きを無くしてしまえば『生きている』ことすら世間に証明できないあやふやな生き物なのです。誰かの認識があって、初めて万物はそこに『在る』ことができるのですよ」
 そう思えば、稀代の陰陽師も黄龍の器というのもたいした呼び名でもないのかもしれない。
「………難しいね」
「そんなことはありませんよ。貴方の心には強い記憶と共に…ずっと散らない桜が咲いていらっしゃるのでしょう。
そういうことなだけです」
 夜麻は一瞬握った手に力をいれると、驚いたような、尊敬したような視線を御門に向けた。
「…御門くん…なんだかスゴイ人かエライ人みたいだわ」
「貴方は今まで人のことをどう思っていたんですか」
 一応初めて会った時からすごくて偉い人だったんですが。

 ひらり、ひらりと虚無な花弁が散る。
 その身も、呼び名も、全てが嘘な存在だというのに、ここにいる者に強くその存在を主張している。

「今までどうとも思わなかったんですがね、私もこの花を見て思うようになることがありましたよ」
「なに?」
 ふっ、とおかしそうに笑うと、視線だけを流して夜麻を見下ろす。
「私は今後桃を見るたびに…今日の夜麻さんのことを思い出しそうです」
「…意地悪。もう忘れてよ、あのことは………」
 本人でさえも封印したい屈辱の記憶にトホホと脱力した。
「まったく、私にはここにあるウソモノの桜と横にいる生身の酷い男と…どっちのほうが頼りになるのかな」
「なんですか、そんなの決まっているでしょう」
 間髪いれずに御門が答える。
「どっちよ?」
「そんなことは自分でお決めなさい」

   やっとわかった気がした。
 青年の抱く「足りないなにか」。
 それを解決するのは少女の話した「幸せになるための嘘」
 少女の抱く「わからない自分の心」。
 それを解決するのは青年の話した「都合のいい解釈」

 いいじゃないの、それがどんなに身勝手でも。
 今ここで手なんてつないで花なんか見ているのは、その「身勝手」が生んだ結果なんだから。


「そういえば、私たちこんなに話をしたのは初めてだったね」



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